イラクのシーア派聖廟に爆破テロ(サバーフ・ジャディード紙)
2006年02月23日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■ 3日間の喪が布告される
■ シーア派イマーム、アリー・アル=ハーディーの聖廟が標的となったことへの怒りの反応がイラク全土に広がる

2006年02月23日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面

【バグダード‐各県‐本紙および諸通信社】

 テロリストたちは昨日早朝、第10代イマームであるアリー・アル=ハーディの聖廟爆破という、イラクと世界のムスリム、中でもシーア派にとって最も重要な聖地のひとつを標的とした卑劣極まりない犯罪に手を染めた。

 内務省筋の発表によれば、正体不明の武装集団がサーマッラーのアリー・アル=ハーディの廟に爆発物を仕掛け、廟のドームを破壊した。

 匿名の情報筋がイラク国民通信の記者に明かしたところでは、昨日水曜日の早朝、数十人の武装集団がサーマッラーにあるアリー・アル=ハーディとアル=ハサン・アル=アスカリーの二人のイマームの廟を襲撃し、廟の警備員を拘束した上で爆発物を設置、廟の金のドームに多大な損傷を与えた。

 またサラーフッディーン県警の情報筋は、「警察が現在爆発の原因について調査しており、集まった情報は二つの可能性を示している。一つ目はロケット砲の着弾、二つ目は廟内での爆発物の破裂である」と述べ、米軍とイラク軍とが聖廟の警備に当たっていた警察官らを取り調べのため拘束した、と指摘した。


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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:1982 )