金曜礼拝に集まった人々、預言者への冒涜を非難:全イスラーム世界の抗議にあわせ ハムシャフリー紙
2006年02月04日付 Hamshahri 紙

2006年2月4日付ハムシャフリー紙政治面

【政治部】偉大なる預言者を冒涜する侮蔑的風刺画が、去るメフル月〔西暦9〜10月〕にデンマークの新聞に掲載され、その後スウェーデンやノルウェー、フランスの新聞へと掲載が拡大した問題に対して、全世界のイスラーム教徒が大規模なデモ行進に参加し、この恥ずべき動きを糾弾した。

 イラン・イスラーム共和国としての抗議は木曜日に、外交チャンネルを通じて、メフディー・モスタファヴィー外務大臣代理によって、表明された。

 さらに民衆による抗議運動としては、昨日も国内の多くの都市で、この非人間的行為に抗議するデモ行進が行われ、全国の金曜礼拝導師らも、イラン国民によるデモにあわせて、金曜礼拝の説教の中でこの冒涜行為を強く非難した。テヘランでも数千人の礼拝参加者らが、金曜礼拝の宗教的・政治的勤めを終えた後、エンゲラーブ(革命)広場に向かってデモ行進を行い、一部西洋諸国のプレスによる、崇高なる預言者に対する侮辱行為を非難した。金曜礼拝に集まった人々は、5か条からなる声明文を読み上げた上で、「イスラームを奉じるイラン国民は賢明なる革命指導者を仰ぎ、陰謀をたくらむ者どもに対して命を懸けてでも抵抗する覚悟であることを、敵は肝に命ずるべきだ」と強調した。

 この声明文では「イスラームを奉じるイランの革命的かつ誇り高きムスリム国民は、偉大なる宗教指導者や大学関係者、そして全ての階層の人々とともに、高慢なる強権的列強による恥辱にまみれた陰謀に対して、激しい嫌悪の念を表明するものである」と述べられている。

 同声明文はさらに、別の項で、「高慢なる強権的列強は、宗教と宗教が相争う時代、そしてイスラーム教徒に対する侮蔑と攻撃の時代はすでに過去のものとなって久しい、ということを知るべきだ」、としている。

 同声明文はまた、ハマースの勝利を祝福すると同時に、核エネルギーはイラン国民の正統なる権利であるとの見解を示し、核の平和的活動の継続を支持する旨、表明している。

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( 翻訳者:久野華代 )
( 記事ID:1849 )