マルマリスで、観光シーズン中の工事禁止―建設労働者の歌も禁止(Milliyet紙)
2006年03月20日付 Milliyet 紙
トルコの人気歌手、イブラヒム・タトゥルセスが見出されるきっかけともなった「工事現場でトゥルキュ(民謡)を歌うこと」は、観光客の気分を害さないためにマルマリスで禁止されることになった。
マルマリスのアルムタラン市議会は、観光施設から半径200メートル以内の地域では4月15日、その他の地域では4月30日以降工事を禁止する決議を下した。決議によると、工事禁止期間の開始とともに、工事半ばの建設物にはシートで覆いがかけられる。その他の地域の工事現場で働く労働者も、きちんとした服装をするよう義務付けられ、音楽を流す、大声でトゥルキュを歌うといったことはできなくなる。さらに警備員以外は夜間に工事現場に残ることができなくなる。
ムハンメット・ウンリュ市長は、今回の決定が、地域を訪れる観光客に心地よく過ごしてもらうことを目的としたものであると述べ、以下のように続けた。
「観光シーズンが4月1日に始まる。小さい団体であろうと、外国人客が訪れ始めるのだ。そのため、工事を続けることで彼らを不快にはさせたくない。禁止期間中は監督を強化するつもりだ」。
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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:2087 )