「耐震」高架交差路、4カ月足らずでひび割れ(Milliyet紙)
2006年03月29日付 Milliyet 紙

デニズリ市役所自慢の計画とされ、100日で完成、総工費300万リラをかけたセヴィンデック高架交差点は、昨年11月18日にオズジャン・デニズも演奏した式典でエルドアン首相がテープカットし開通した。
デニズリとアンカラを結ぶ国道にある598メートルの高架橋は、免震工法で震度9の地震にも耐えるように造られた。しかし、USAS社が手がけた橋の完成から4カ月も経たないうちに、幅約2センチのひびとくぼみが現れたことは、驚きをもたらした。

■「土建業者の責任」
高架橋を渡る車のドライバーは、橋にダメージを与えないよう速度を落とすことを余儀なくされている。一方シャミル・チュナル副市長は、高架橋の入り口部分にアスファルトのくぼみができたのは土建業者の責任であると述べた。チュナル副市長は以下のように話した。
「排水溝により地面にずれができた。古いアスファルトを取り除かないで、その上にアスファルトを敷いたのだ。このくぼみに雨水が大量に流れたことが影響した可能性もある。地面のずれは地盤が緩んだことで現れたのかもしれない。交通量の多さは地面にひびやくぼみが生じる原因となった。土建業者へ現状は知らせた。傷んだ部分を修復するだろう」。

■市長:修繕する予定
基礎工事の際に管を通すため、国道を深さ10メートルにもわたって掘り起こしたが、その際に埋め戻した地面が十分固まっていなかったと述べるデニズリ市のニハト・ゼイベクチ市長は、地面が完全に定着するまで、新たなくぼみが現れる可能性があると語った。
ゼイベクチ市長は「セヴィンデックとドクズカヴァックの高架交差点に問題がある。何箇所かは地面の陥没が、何箇所かは土建業者の工事ミスが原因となっている。これらは修繕する予定だ」と話した。

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( 翻訳者:塚田 真裕 )
( 記事ID:2130 )