エジプト首相が米商務長官と会談(アル・アハラーム紙)
2006年03月03日付 Al-Ahram 紙
■ナズィーフ首相:「エジプト・アメリカ関係の強固さは、立場の相違をも容認する」
■ アメリカはエジプトとの自由貿易協定調印に際し、先行条件を示さず
2006年03月03日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
アフマド・ナズィーフ首相は昨日、アメリカのカルロス・グティエレス商務長官と会談し、エジプト・アメリカ関係は、いくつかの問題に関する見解においてある程度立場を異にすることが容認されるほど強固である、と述べた。
エジプト内閣報道官であるマグディー・ラーディー氏が公表したところでは、米商務長官はエジプトの安定と発展の為には同国向け投資の魅力が不可欠であると強調、またエジプト政府が行った経済改革、特に銀行、税関、税改革について評価した。
またラーディー氏は、この会談ではエジプトの対外貿易のうちアメリカとの交易が35パーセントを占めるまでにいたったことをふまえ、両国間の通商関係の増加について話し合われたとも付け加えた。
また米商務長官はエジプトのラシード・ムハンマド・ラシード通産大臣との共同記者会見の場で、両国間の自由貿易協定調印に際し、アメリカ側からエジプト側に対して遵守すべき先行条件や基準を示す考えはないことを明らかにした。
一方、ナビール・ファハミー駐米エジプト大使は本紙特派員ホダー・タウフィークに対し、両国指導部間の重要な連絡の結果、中東地域の案件が両国の行動計画における最優先課題に設定されたと語った。
(後略)
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( 翻訳者:玉井葉子 )
( 記事ID:2011 )