少数民族の学校に朗報: 学校名の母国語記載可能に(Radikal紙)
2006年04月11日付 Radikal 紙

学校の看板に関する制限が法により撤廃される。少数民族や外国人学校の看板にトルコアルファベットを使用する義務がなくなるほか、看板に照明を使用することもできるようになる。

 国民教育省は、少数民族や外国人学校に対して「看板へのトルコアルファベットの使用を義務」づけた1981年の機関表記法を改正する試みを始めた。新法草案によるとギリシャ系学校の看板にはギリシャ文字、アルメニア人学校の看板にはアルメニア文字の使用が可能となる。さらに、学校の看板に複数色や照明の解禁を盛り込んだ法により、学年のローマ数字表記も歴史に刻みこまれることとなる。

 国民教育省は、諸組織で用いられている機関表記の適用に関する基盤を改正する目的で、国民教育省機関表記法を整備した。まだ草案の段階にある同法は、省に属する諸組織で用いられている用具の色、形、大きさや比率、記載文字、その他の特色の限定と使用に関する方法と基盤を包含している。
 新法草案において、「少数民族学校の看板はトルコアルファベットを用いる。これらの学校の看板には、校名、種類、そして程度によっては少数民族名が記載される」、「自身らの言語においてローマ字を用いる外国人学校名はその言語の正字法を用いて記載される」、「ローマ字を用いない外国語の学校名はトルコアルファベットで記載される」という法文は見られなかった。しかし国民教育省筋は「新法はまだ草案だ。『少数民族学校の看板はトルコアルファベットを用いる』という文面が草案になかったからといって、新法には絶対に盛り込まれないということにはならない」と話した。
 1981年に施行された法においては「省に属する学校や組織の建物の内外に設置される看板に、濃淡のある白と黒、黒と黄金といった色を用いる」という文言があった。新法草案では赤、青、または黄金の下地に、初等教育以前の教育機関では桃色、初等教育機関では水色、中等教育機関では黄金、養成工及び一般教育機関、家政婦教育機関、師範学校、各種施設、その他機関では紫の下地に黒の大文字で看板が記載される予定となっている。



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( 翻訳者:岩根 匡宏 )
( 記事ID:2182 )