2010年欧州文化首都はイスタンブルに決定!(Hurriyet紙)
2006年04月12日付 Hurriyet 紙

欧州文化首都選考委員会は、イスタンブルを2010年の「欧州文化首都」に推薦した。欧州議会とEU委員会そしてEU評議会から2人ずつ、EU地域評議会の1人の計7人の代表からなる選考委員会は、立候補した都市の書類を調査し、口頭でのプレゼンテーションの内容を考慮しながら昨日、選考結果を公に発表した。

ブリュッセルでの会議に向けて行われたプレゼンテーションのうち、最も選考委員の心をとらえたスローガンは「ヨーロッパとアジアで太陽が同時に昇る世界で唯一の都市」だった。選考委員会はEU加盟国からドイツのエッセン、新EU加盟国のカテゴリーからハンガリーのペーチ、そしてEU以外のヨーロッパの国からトルコのイスタンブルを「欧州文化首都」として提案した。これに関する最終決定はフィンランドが期間議長国を務める2006年下半期に発表されることが明らかにされた。ただ、これまで選考委員会の提案は全てEU評議会によって承認されている。

イスタンブルの行政幹部は12月以降、2010年のイスタンブルの「欧州文化首都」選定に向け、ブリュッセルで活発な活動を行なった。12月にはイスタンブル県知事のムアッメル・ギュレルやイスタンブル広域市長のカーディル・トプバシュも同行した代表団が、欧州文化首都プロジェクトのために結成された委員会のメンバーであるヌリ・チョラクオール、エゲメン・バウシュ、ジェンジズ・アクタル、そしてニルギュン・ミルゼと共にブリュッセルでEU高官に対し働きかけを行っていた。その後3カ月にわたり、欧州文化首都代表団は様々な機会をとらえては選考委員会の前に出て、イスタンブルの文化首都選定のための全計画と提案を説明した。

イスタンブルに関して欧州議会でもオランダのジョースト・ラジェンディック議員の尽力により“広報集会”が開かれた。ここでも欧州議会の中にイスタンブルに対する幅広い支持があることが強調された。

※欧州文化首都:欧州の真の統合を実現するため、自分の所属する欧州に対して、国家に対するのと同じ様にアイデンティティをより深く認識できるようにすることを主目的とする、新しい欧州の都市文化振興策

Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:三澤志乃富 )
( 記事ID:2184 )