ムバーラク大統領、レバノン・リビア・シリア各国と首脳級会談(アル・アハラーム紙)
2006年03月24日付 Al-Ahram 紙

■ ムバーラク大統領、アラブ世界内の良好な雰囲気の醸成とハルツーム・サミット成功のため、たゆまぬ努力
■ 大統領、セニョーラ、カッザーフ・アル=ダンム、シャルウと会談
■ 現在の諸問題およびスーダンにおける和平構築の方策についてエジプト-リビア間で合意
■ シリアのシャルウ副大統領:「シャバア農場はレバノンに帰属する。我々の国境画定の準備に対するレバノンの返答を待っている」

2006年03月24日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【シャルム・エル=シェイフ-ムフタール・シュアイブ】

 アラブ世界内の良好な雰囲気の醸成と、来るハルツームにおけるアラブ・サミットの成功にむけたホスニー・ムバーラク大統領の努力が続けられるなか、シャルム・エル=シェイフでは昨日、ムバーラク大統領による集中的な政治活動が展開され、レバノン首相であるフアード・セニョーラ博士と同行の代表団、エジプト-リビア関係調整官であるアフマド・カッザーフ・アル=ダンム氏、シリア副大統領のファールーク・アル=シャルウ氏が迎え入れられた。

 まず大統領はレバノンのセニョーラ首相との二者会談にのぞんだ後、拡大会合に移った。拡大会合にはエジプト側からアフマド・アブルゲイト外相とウマル・スレイマーン大臣が、レバノン側からはレバノン首相顧問のムハンマド・シャトフ氏およびワリー・ヌールッディーン外交顧問が出席した。協議は1時間半以上に及び、最新の中東地域情勢、来るアラブ・サミットの諸議題、レバノン国民対話会議の数ラウンドの結果、レバノン国内における諸展開に加え、レバノン-シリア関係の進展、エジプトとレバノンの二国間関係が取りあげられた。協議終了後すぐにレバノン首相と同行の代表団はシャルム・エル=シェイフを発ち、帰途についた。

 一方、ムバーラク大統領はリビア革命の指導者、カッザーフィー大佐からの書簡を受け取った。書簡はアラブおよび中東地域の情勢全般、来るハルツームでのアラブ・サミットで提起される諸議題、ダルフール問題とその最新状況などに言及しており、昨朝ムバーラク大統領がアフマド・カッザーフ・アル=ダンム氏を迎えた際に手渡された。

 会談の直後、カッザーフ・アル=ダンム氏は声明を発表し、この書簡はムバーラク大統領とカッザーフィー大佐との間でこの三月初めにリビアで両国共通の関心事が話し合われた協議への補完と見なされるべきものだ、と述べた。またカッザーフ・アル=ダンム氏は、「アラブ世界の現在の諸問題全般において、エジプトとの間には完全な見解の一致がある」と語り、ダルフール問題とスーダンでの和平構築の方策についてエジプト・リビア間での協議が継続していることを明らかにし、ムバーラク大統領がカッザーフィー大佐の書簡に対する返信をダンム氏に託したと指摘した。

 また、シリア副大統領ファールーク・アル=シャルウはシャルム・エル=シェイフ到着直後、ムバーラク大統領との二者協議にのぞみ、その後エジプト側からアフマド・アブルゲイト外相とウマル・スレイマーン大臣が、シリア側からはユースフ・アフマド駐カイロ・シリア大使が出席した拡大会合に移行した。
(中略)
 シャルウ副大統領は、レバノン国民対話会議の妨害についてのシリアの責任を否定し、シリアは対話会議の時期ラウンドの成功を願っていると指摘した。
またシリア-レバノン関係にもう一度平穏を取り戻そうとするアラブおよびエジプトの思案があるかどうかについて、シャルウ副大統領は「シリア側としては国連決議第1559号に従って、要求された事柄を既に履行した」と述べ、シリアはこの決議を何も履行していないとする国連要員や西洋の政治家からによる発言は、間違った説明や解釈であるとの考えを明らかにした。
またレバノン前首相、ラフィーク・アル=ハリーリー暗殺事件の容疑者を専門に審理する国際法廷をベイルートの外に設置する必要があるという、コフィ・アナン国連事務総長の提案についてシャルウ副大統領は、「我々はこの法廷設置に関する詳細を知る立場にないため、これについてコメントすることは時期尚早だ」としたうえで、「詳細がわかったならば、その国際法廷の性格や構成、場所などについて照会することになろう」と述べた。
(後略)


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( 翻訳者:田中裕子 )
( 記事ID:2221 )