イスタンブルのバクルキョイで爆発:31人が重軽傷(Radikal紙)
2006年04月17日付 Radikal 紙
イスタンブルのバクルキョイで起こった爆発により、重体2人を含む31人が負傷した。
爆発事件は昨日の午後7時頃、ショッピングセンターやカフェの立ち並ぶエブ・ズィヤ通りで起こった。マルマラとアクソイのアーケード街の前に置かれたゴミ箱が爆発し、多くの店舗のガラスが割れた。日曜日で天気もよかったため人手の多かった通りは、大きなパニックに陥った。爆発により、通りで任務に就いていた警察官3人を含む31人が負傷した。私立アジュバーデム病院、バクルキョイ・サーディ・コヌック教育検査病院に運び込まれた負傷者のうち、2人は重体であることが判明した。そのうちの1人であるハティジェ・ギョズクズル氏は、私立アジュバーデム病院で手術を受けた。同じ病院に搬送された10歳のエレン・キョシュケル君は、頭蓋骨に損傷を負っており、危篤状態にあることが明らかにされた。
■仕掛けられた爆弾が爆発
爆発の後、リンチ事件も起こった。目撃者によると、警察から情報を得ようとした人が治安部隊により現場から退去させられた際、怒りで興奮したグループがこの人物に攻撃を加えようとした。警察は事態を収拾するため、空に向かって発砲した。その場の人込みはというと、(トルコ民族の始祖であるとの伝説からトルコ民族を象徴する)オオカミを手でかたどりながら、PKK(クルド労働者党)反対のスローガンを叫んだ。イスタンブル警察のジェラレッティン・ジェラフ署長は、新聞記者たちの質問に対し、爆発は爆弾が原因と述べた。
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( 翻訳者:坂 泉穂 )
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