20万人近い兵士が南東部に集結:PKKへの作戦準備で(Hurriyet紙)
2006年04月22日付 Hurriyet 紙

テロ組織PKK(クルド労働者党)への作戦準備のために(トルコ南東部の)国境へ集結を続ける部隊では、休暇が6カ月間返上された。南東部に駐留する兵士の数はしばらく振りに20万人近くに達した。

南東部での活発な軍事活動が続いている。南東部に駐留する兵士の数はしばらく振りに20万人近くに達した。テロ組織PKKに大きな打撃を与えるために開始された作戦に参加する部隊では休暇が返上された。部隊に下された命令により、返上期間は6カ月間であることが明らかにされた。休暇中の兵士にも再び部隊に合流するよう求められた。

南東部の部隊の応援のために派遣された大隊と旅団も任地への駐留を続けている。ボル山ゲリラ隊旅団は、シュルナク近郊に駐留するイキズジェ大隊へ合流した。基地の安全策として、部隊の周囲には赤外線サーモグラフィカメラを備えた戦車が配置された。部隊の任務地域への準備が完全に整ったのち、戦火が激化することが予想されている。

■兵士の数は20万人近くに

南東部の兵士数はしばらく振りに20万人近くに達した。作戦は、シュルナク、ハッキャーリ、スィイルト、トゥンジェリの周辺で激しさを増している。

当局は、近いうちに部隊の移動が完了することを明らかにした。エルズィンジャン駐留の第三軍とマラトゥヤ駐留の第二軍は、作戦の計画立案と実行責任を負っている。カイセリからの部隊は、ハッキャーリ県のユクセコヴァ郡とシェムディンリ郡へ、ウスパルタからの部隊はチュクルジャ郡へ配置された。ガバル山へ戦車が配置された一方、イラク国境には戦車、大砲、装甲車、弾薬が送られた。イラク国境のゼロ地点では、機動部隊が大きなキャンプを張った。

ロイター通信も、軍部高官の話として、トルコ南東部の国境に4万人の兵士が移動したと伝えた。

テロ組織の新たな組織化を防ぐ目的で計画された作戦のために、各部隊には「絶え間ない追跡、絶え間ない接触」が命じられた。

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( 翻訳者:古瀬由加里 )
( 記事ID:2262 )