情報相:ジャハーンベグルー氏の一件に関する調査は継続中
2006年05月23日付 Sharq 紙
2006年5月23日付シャルグ紙
【イラン国営通信(IRNA)】
ゴラームホセイン・モフセニー=エジェイー情報相は、ラーミーン・ジャハーンベグルー氏[拘束]の近況について、「この件に関しては現在も調査中であり、神の思し召しにより調査が終了した際に改めて発表する」と述べた。
モフセニー=エジェイー情報相は、国家安全保障・外交政策委員会の会議に出席した後、イスラーム評議会(国会)において記者団の前で郊外のスラム化問題に関して発言したが、「現段階では法の定めるところにより、詳細を述べることはできない」と付け加えた。
記者からの「ジャハーンベグルー氏の起訴は決まっているのか」との質問に対して同氏は、「この件に関しては現在調査中であり、刑事訴訟法第188条により、調査が終了するまでこの件について発言することはできない」と答えた。「調査はいつ終了するのか」との質問に対しては、「この問題については担当の検察官と予審判事が回答しなければならない」と答えた。
また、グアンタナモ収容所の収容者リストに3人のイラン人が含まれている件についての情報相による調査に関しても質問がなされたが、同氏はこれについて、「情報省はこの件に関しても調査を行っているが、未だ決定的な結論には至っていない」と答えた。
同氏はまた、[バム=ケルマーン街道での暴徒集団の出没など]イラン国内における最近の治安悪化が外国政権[の干渉]に由来することについても発言し、「間違いなく、敵はイラン国内の治安を悪化させようと努力しており、治安悪化を支援している」と語った。「それに関して特定の証人を得ているのか」との質問に対しては、「もし証人がいなければ、この話をはっきりと語ることはない」と答えた。「情報相自身が郊外のスラム化問題調査会議に出席したことは国内の治安悪化と特別な関係があるのか」との質問に対しては、「そのようなことはない。これは普遍的な問題であり、郊外居住の貧困者層の抱える窮乏と諸困難の解決のための根本的な問題である。治安という特定の問題とは何の関係もない」と答えた。
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( 翻訳者:中西悠喜 )
( 記事ID:2527 )