サラン氏、フェネルバフチェ・サッカークラブの会長職に意欲(Hurriyet紙)
2006年05月26日付 Milliyet 紙
フェネルバフチェの元経営陣のひとり、サーデッティン・サラン氏は、同クラブの臨時総会で会長職就任を望んでいることを明らかにした。サラン氏は、「我々はフェネルバフチェを世界の強豪チームにするために尽力したいのです。私のもてる全ての力、家族、友人たち、仲間たちと一緒に、そしてスポーツ経営に携わる仲間たちと私の経験とで、フェネルバフチェに仕えたいのです。」と述べた。
「会長候補です。」と言わず「会長になることを望みます。」との発言が注目を集めたサラン氏は、次のように続けた。「私はいわれのない理由で、クラブから2年間の除名処分を受けました。その期限が7月10日で満期になります。不測の事態から起こった混乱のなかで、経営側は臨時総会の日どりを私の除名処分が満期になる16日前に決定しました。一部の人々はこのことを、「サーデッティン・サランを候補としないよう妨害が企てられている。」とみています。しかし私はこの見方を支持していません。経営側がこの間違いを正すだろうことを、そして公明正大な選出が行われる環境が整備されることを心底信じています。」
■喧嘩は一番最後の手段
アズィズ・ユルドゥルム前会長とその同僚の皆様方の尽力に感謝申し上げます。アズィズ氏の間違いについては触れません。自己のこととして反省するならば、100周年の年に会長の辞任はあってはならなかったと思います。クラブの利益を守ることは、喧嘩をすることではありません。喧嘩は最後の手段です。必要であればサッカー協会と座り込んで話し合う必要があると思います。」
会長選挙の日程が変更され、私が選挙に参加できる道が開かれたなら、フェネルバフチェを世界のクラブにすると約束します。アズィズ・ユルドゥルム氏は三ヶ月前、唯一の候補者として参加した総会の後に辞任し、その意思はゆるがないとおっしゃったので、私は会長職を希望するのです。除名処分の取り消しに関しては、以前、申請を行ったことがあります。
ヒュッリイェト紙が私に発言の機会を与えてくださったことに感謝して申し上げますが、法的手段に訴えたのは私ではありません。この借金は支払われる予定だったのに、なぜ法的手段がとられたのでしょうか。この報道はサポーターと私を敵対させるためになされたのです。私を負かすためのキャンペーンが始められたのです。
サラングループは、トルコのスポーツ界に7000万ドルの貢献をしています。ヨーロッパで200ものクラブ、トルコで11のクラブの放映権を我々は所有しています。このうちフェネルバフチェから最大の損害を被りました。会長に就任した暁には、私の仕事とクラブ経営を切り離そうと考えています。最長、二期にわたり会長職を続けたいと考えています。とはいえ、誰が選ばれようとも皆でフェネルバフチェを支援します。要望があれば経営側に1兆もの新たな資本を設立することも可能です。」
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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:2535 )