ムバーラク大統領、ワーディ・ゲディードの大規模プロジェクトを視察(アル・アハラーム紙)
2006年05月06日付 Al-Ahram 紙
■ ムバーラク大統領、ワーディ・ゲディード県で多くのプロジェクトを始動、ウワイナート東部地域を視察
2006年05月06日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
ホスニー・ムバーラク大統領は近日中にエジプト南西部に位置するワーディ・ゲディード県を訪問し、当地で行われている数多くのプロジェクトを視察すると見られる。
なかでもウワイナート東部プロジェクトは世紀のプロジェクトであり、この地域には大規模農業開発の用件が豊富にそろっている。すなわちここには22万フェッダーン(注:1フェッダーンは約0.4ヘクタール)の農地開発を可能にする地下水源があり、汚染や化学物質とは無縁の様々な農産物を収穫できるのである。
本紙ワーディ・ゲディード支局のハーリド・クライシュ記者が得た情報によると、現在の農地面積は5万フェッダーンで、これは目標とされる小麦と大麦の作付面積全体の24パーセントに当たり、世界レベルの生産量を達成している。
また、ワーディ・ゲディード県のアフマド・ムフタール知事が発表した所によると、ウワイナート東部地域の今年の小麦生産は1万1000アルデッブ(注:1アルデッブは198リットル)を超えるという。ムフタール知事は、この地域はトシュカ地区ならびにダルブ・アルバイーン地区と共に、ワーディ・ゲディード南部の開発にとって真の第一歩と見なされると指摘した。
また同知事は、多くの大企業が大規模な畜産・養鶏事業を展開しており、同地域における牛の新種交配も支援していると付け加えた。(中略)
知事によればウワイナート東部プロジェクトは戦略的プロジェクトであり、多くの研究によって金採掘の重要ポイントであることが確認されているカーミル山での鉱山開発のような新プロジェクトを支援することにもつながる。さらに、ウワイナート東部プロジェクトを通じてワーディ・ゲディードに始めて導入された駝鳥飼育のプロジェクトは、当地の気候環境のもと、日々成功を収めている。
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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:2389 )