トルコの大学生は「民族主義」的で「EU加盟」を支持する傾向(Radikal紙)
2006年06月10日付 Radikal 紙
トルコ国内の60の大学で7568人の学生に対して行われた調査によると、学生の52%は民族主義的考えに近く、68.7%はEU加盟を支持している。
7568人の学生に行われた調査によると、大学生の52%は自分を民族主義者だと考えている。自分を社会民主的考えに近いと見ている人は40.2%だった。
アタテュルク大学経済・経営学部経済学科長のムアッメル・ヤイラル教授が主宰し、9人の教員によって行われた『大学生の社会経済的プロファイル調査』において、60の国立、私立大学で教育を受けている7568人の学生(うち女子3551人)が41の質問に答えた。学生は、いくつかの質問では複数回答をした。
■EU加盟を良いと見る学生も、悪いと見る学生も
調査によると、学生の68.7%がEU加盟を支持する一方で、これらの学生のうちの33.4%は加盟が10年以内に、29%は20年以内に、12.1%は20年以上かかって実現すると考えている。25.4%はといえば、トルコのEU加盟は実現しないという見解である。56%はEU加盟で人々の自由な移動や往来がもたらされるだろうと考えている。40%の学生は失業が減少、32%はインフレ率が低下、44%は収入が増加するだろうと考えている。
学生の63%は、EU加盟によって教育と社会保障が改善するだろうという考えを持ち、44%はといえば国民と国家の関係が弱くなるだろうという見解である。文化的価値が弱体化するだろうと考える学生の割合は51%。54%はEUの財政の恩恵にあずかることができるだろうと考えている。EU加盟がさらなる民主化や自由をもたらすだろうと考える学生の割合は54%、国内の資源が外国人の手に渡ると考えている学生は53%、外交政策における独立性が失われるかもしれないと考えている学生は46%だった。
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( 翻訳者:日南田 桃子 )
( 記事ID:2672 )