オックスフォード大の報告書、エジプト経済政策に高評価(アル・アハラーム紙)
2006年06月07日付 Al-Ahram 紙

■ ナズィーフ首相、オックスフォード大経済チームからの報告を受ける
■ 海外からの直接投資が12億ドルに増加

2006年06月7日付アハラーム紙(エジプト)HP1面

オックスフォード大学世界経済チームの報告書は、経済パフォーマンス向上のためにとった一連の措置によって外国からの投資を呼び込むことにエジプト政府が成功したことを明確にした。

同報告書によれば、海外からの直接投資は04年度の4億ドルに対して05年度は12億ドルに上昇した。

 昨日、アフマド・ナズィーフ首相の閲覧を受けたその報告書は、通貨市場の変動にもかかわらずエジプトの経済パフォーマンスに対する経済アナリストたちの良いイメージは揺るがず、それがエジプトの経済力と政府の政策への信頼の結果であったことを明らかにした。 そして外国からの直接投資の大量流入は、エジプト経済の一層の成長の実現に対する楽観的な感情を生んだとした。

 一方、あるアメリカ高官は、エジプトにおける改革は一朝一夕で成し遂げられるものではなく、また内部からなされるべきであるということを米政府は承知していると明言した。

本紙がロンドンで行ったインタビューの中で同高官は、エジプトにおける包括的な改革の道のりは長く、ある程度の期間を必要とすると米政府は信じている、と語った。

 他方でナズィーフ首相は、政府は世界市場における競争力の増大、輸出規模の拡大を目的とした通信産業、情報技術の支援を提供すると述べた。

また首相は昨日の6thオクトーバー・シティにおけるラーヤ通信サービスセンターの開所式に際し、通信産業こそ現代の産業であり、大きな収益をもたらし、雇用機会を増大させるものであるとして、通信サービスセンターの設置を拡大するよう投資家たちに呼びかけた。


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( 翻訳者:平寛多朗 )
( 記事ID:2693 )