サウジアラビアの株主は夢解釈頼み ハムシャフリー紙
2006年06月15日付 Hamshahri 紙

【IRNA(イラン国営通信)】サウジアラビアの株主のなかには過去数ヶ月に株取引で損害を被ったことを受け、株の売買にかんして自分が見た夢を解釈しようと、いまや夢解釈人に頼っている者がいる。

アルアラビーヤテレビの報道によれば、夢解釈人かつ《ムハンマド・ビン・サウード》イスラーム大学心理学教授のファフド・ビン・サウード・アルアスィミー氏は、暫く前から株取引人の多く、特に大口株主たちが、主に自分たちの株取引が由来して見る夢を解釈することに走っているとし、「彼らは自分たちが見た夢の解釈が、株を買いに出ることへの警鐘か吉兆かを知りたがっている」と述べる。

同氏は続ける。「彼らが夢解釈に頼るようになったのは、数ヶ月前に株式市況が停滞し始めてからだ。夢解釈人のもとを訪れる人のなかには、同じように企業売買について自分が見た特別な夢の解釈を知りたがる人たちもいる」。

アルアスィーミー氏によれば、彼らが訪れるのは、株価が暴落した後で上昇し、語られる夢の多く、特にある特定期間の市場の暴落を示唆する夢が正しいことが立証されるからだという。

同氏はまた次のようにも述べる「このような夢のなかには皮肉を伴うものがある。例えば、『キュウリとカボチャと美しい果物を食べる夢を見た』と言ってくる人たちがいる。《野生のイチジク》などある種の果物の夢を見ることは農業株を買うことを示すが、これはその人にとって全く得策ではない。一方、『夢で、空を飛んでいて高みにとまった乳牛を見た』と言ってくる人たちがいる。これらの夢は、夢を見た人が農業株を買い、買った後その株価が上昇すると解釈できる。また、『自分でガソリンを飲んでいる夢を見た』と言う人もいる。これはその人が石油関連企業の株式市場に入るだろうという意味だ」。

サウジ人のアルアスィーミー氏は言う。「夢解釈に訪れるのはなにも男性だけではない。女性も夢解釈人のもとを訪れている」。


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( 翻訳者:吉村 かすみ )
( 記事ID:2730 )