エジプト証券取引所で株価が急落、一時取引停止に(アル・アハラーム紙)
2006年05月24日付 Al-Ahram 紙

2006年05月24日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

■ 急激な売りのため一時間、相互取引を停止
■ エジプト株式指数、7.6パーセント減、413ポイント喪失

カイロとアレキサンドリアの両証券取引所は昨日の取引期間中、株式価格の下落を止め、市場の動向を沈静化し投資家たちの不安を取り除くために、一時間ほど相互取引を停止させた。
取引再開後、株式価格は比較的上昇をみせるが、売りが殺到し再び下落した。取引終了の時点で5133ポイントにあたる7.6パーセント株式指数が落ち込み、最終的に413ポイントを失った。

昨日と一昨日の取引で株式市場はおよそ800ポイント失い、エジプト株式史上初の事態となった。取引家連は激怒して株式取引所の建物を取り囲み、取引所経営陣の介入を求めた。
専門家はこの下落をアラブ各国、特にドバイとサウジアラビアの証券市場で株価が下落したため、多くのアラブ人投資家がエジプト証券取引所での持ち株売却に向い、さらに売りが殺到して大規模金融機関や投資基金も買いを控えた影響だと分析している。


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( 翻訳者:平寛多朗 )
( 記事ID:2731 )