行政裁判所銃撃事件の容疑者の一人、保釈される(Milliyet紙)
2006年06月17日付 Milliyet 紙

行政裁判所第2部局に対する銃撃事件の鍵を握る人物とみなされ、長期に渡る捜索ののち警察に自首し、刑務所に収監されていたアイハン・パルラク(36)が、弁護士の申し立てに従って不在裁判で裁かれるため保釈された。

アンカラ第11重罪裁判所の裁判官が、「拘留なしの審問要求」を適当とみなし、保釈を満場一致で決めたことを受け、パルラクは13日間収監されていたウルジャンラル拘置所から昨日出所した。銃撃事件の別の主要人物であるムザッフェル・テキン元中尉も、(裁判所によって)審問後に保釈されていた。

■5人が勾留されたまま

「組織を手助けした」容疑で逮捕されていたパルラクが拘置所から出所したことにより、行政裁判所銃撃事件の容疑者で拘留されているのは5人となった。現在も、弁護士のアルパッサン・アスラン、イスマイル・サウル、オスマン・ユルドゥルム、テキン・ウルシ、そしてエルハン・ティムールオールが勾留されている。

■行政裁判所に「エックス線」装置

行政裁判所第2部局に対し5月17日、弁護士のアルパッサン・アスランによって実行された武装攻撃の後、行政裁判所のビルの出入り口にエックス線装置が設置された。
アスランが武器を持って通過した「探知器付きドア」がセキュリティの面で不十分であることから導入されたエックス線装置の組み立ての完了以降、ビルに入るすべての人のかばんと所持品が装置に通されるようになった。装置が警報を発するか、疑わしい物が見つかった場合には、ドアに詰めている警備員が、裁判官と検察官以外の全ての来訪者のかばんを開けて中身をチェックし始めた。

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( 翻訳者:幸加木 文 )
( 記事ID:2748 )