トルコ科学技術研究機構、宗教を含む社会・人文科学研究を支援 (Radikal紙)
2006年06月24日付 Radikal 紙

トルコ科学技術研究機構(TÜBİTAK)は、セッションの諸タイトルが「タフスィール(啓典解釈学)、ハディース(預言者の言行録)、フィクフ(イスラーム法学)、カラーム(イスラーム神学)」である、第一回イスラーム知識の用語法会議の支援を決定した。TÜBİTAKは、寄せられた批判に対し「これは一つの革命だ」と回答した。
公正発展党の政権により会長が交代したTÜBİTAKに関し、議論は続いている。中東工科大学学長のウラル・アクブルト教授が「我々の250のプロジェクトの内容は吟味されず、形式的な事由により拒絶された」と非難したTÜBİTAKは、今回も「科学に代わって宗教に取り組んでいる」として批判されている。
TÜBİTAK旧会長のナームク・ケマル・パク教授は、6月15-16日に開催された第一回イスラーム知識の用語法会議に加わるTÜBİTAKが自身の職務から極めて深刻なレベルで逸脱したと述べた。

■TÜBİTAK:すべて大事な学問だ
TÜBİTAKの広報部は昨日行った会見で、2000年以来、TÜBİTAKは社会・人文科学のプロジェクトも支援し始めたことを明らかにした。会見において「2005年以前は『実証的な学問』に携わる者にしか提供されていなかった国内外の支援が、社会科学の研究者にも開かれた。これは、わが国にとって革命的な変化である」と説明された。またTÜBİTAKに寄せられる科学的な会議への支援要求は、社会・人文科学研究グループの実行委員会によって評価されていることが明らかにされた。同時に会見ではこの委員会には、ユスフ・ズィヤ・オズジャン教授、イルハン・テケリ博士、ウオアンナ・クチュラディ教授、オゼル・エルゲンチ教授、アリ・ヤシャル・サルバイ教授、そしてトルコ統計協会会長であるオメル・デミル助教授が参画していることが明らかにされた。




Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:幸加木 文 )
( 記事ID:2802 )