話し合いを混乱させようとする者がいる:ラフサンジャーニー ハムシャフリー紙
2006年06月24日付 Hamshahri 紙

2006年6月24日付ハムシャフリー紙

【IRNA】テヘラン金曜礼拝導師のアクバル・ハーシェミー=ラフサンジャーニー師は、「核問題をめぐる現実的な交渉へ向けた準備はすでに整っている。ところが、浅薄な行為により、この良好な雰囲気を混乱させようとする動きも見られる」と述べた。

 同師は今週のテヘラン金曜礼拝第二部説教において、「双方の話し合いと信頼醸成によって、問題を前進させるのが正しい道だ」と付け加えた。

 同師はまた、「喧嘩をしていたのでは信頼は生まれない」と強調した上で、次のように述べた。「状況は改善されている。適切な国家運営と、人間的・国際社会的な責任感によって、今日の世界でもっとも危険な地域で生じているこの困難な問題を解決することを望む。この絡まり合った問題の糸は、《手》によってほどくことが可能だということが、すでに明らかになっている。この糸を《歯》に委ねて、噛み切ろうとしてはならない」。

 金曜礼拝導師はまた、イスラーム共和党事務所におけるベヘシュティー師とその72名の同志たちの殉教を記念する中で〔*〕、革命後の司法制度の確立に果たした殉教者ベヘシュティー師の役割について指摘し、次のように述べた。「国の司法制度はかつて慣習法に基づく制度であった。この司法制度をイスラームと比較的親和性のある民法と調和させるべく努力がなされたが、しかし慣習法的な方法で運営されていたことに違いはない。この制度をイスラーム的な制度に変更させたことは、重要な変化であった」。
〔*1981年6月28日に反体制グループ・モジャーヘディーネ・ハルグによって起こされたイスラーム共和党本部爆破テロ事件を指す。この爆破事件によって、イスラーム共和党党首で最高裁判所長官のベヘシュティー師他、閣僚4名、国会議員25名が殺害された〕

 ハーシェミー=ラフサンジャーニー師は今週のテヘラン金曜礼拝第一部説教で、《イラン20年計画文書》をめぐる一連の議論について述べる中で、同文書の重要な点について指摘し、「この文書については、国が何を必要としているのかの判断をめぐり、多くの議論が戦わされてきた。文書の各項目に記載された決定事項は、この点を考慮して採り入れられたものだ」と語った。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:2810 )