ギュル外相、核問題解決のため、イラン訪問(Milliyet紙)
2006年06月25日付 Milliyet 紙
アブドゥッラー・ギュル外相は、国連安全保障理事会の常任理事国5カ国およびドイツがイランに対し核開発を中止した場合の見返りとして提示している「包括案」について、イラン側の受け入れを促すため、昨夜イランの首都テヘランに向かった。マフムード・アフマディネジャード大統領のほか、グラマリ・ハッダド・アディル国会議長、アリ・ラリジャニ最高安全保障委員会事務局長、マヌチェフル・モッタキ外相と会談する予定のギュル外相は、核問題の今後に関して大きな影響力をもち、これまで欧米の調停者とは一切面会していない宗教指導者、ハメネイ氏との面会を求めている
テヘランへの出発前に、アンカラのエセンボア空港で会見を行ったギュル外相は、イラン政府に示されている「包括案」は問題の平和的解決にとってよい機会を提供したと述べた。前日、エルドアン首相との話し合いの中で、首相が何人かの外国首脳と電話で話をしていたことを明らかにしたギュル外相は、「我々の助力が、この問題の外交手段による解決のきっかけとなるよう願っている」と話した。訪問前にアメリカ政府と意見交換したギュルは、イラン訪問後ライス国防長官に状況を報告すると見られる。
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( 翻訳者:湯澤芙美 )
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