作家オルハン・パムク、ペリハン・マーデンを擁護(Radikal紙)
2006年06月04日付 Radikal 紙

作家のオルハン・パムクは、良心的兵役拒否者であるメフメト・タルハンを擁護した記事を理由に告訴されているペリハン・マーデンを、昨日ガーディアン紙に掲載された(寄稿)記事を通じて擁護した。

パムクは記事で、マーデンについて、「今日最も輝かしく、創造的で、明解な言葉を用いる作家の一人」であり、「アタテュルクがトルコに定着させようと努めた、自由で自立した女性の理想像を体現した輝かしい一例」であると述べた。

パムクは、トルコ共和国建国の中心的課題であるケマル・アタテュルクによる西洋化改革が、女性を伝統的な男性の圧力から相対的に保護し、自立化させて解放することを意図したものであることに言及した後、次のように付け加えた。「しかし今日この自由が『アタテュルク革命の擁護者』であるトルコ軍の訴えにより開かれた裁判により脅かされていることは、歴史の奇妙な定めである」。

パムクは、一方には同性愛者の男性と独居の女性作家が、もう一方の側には彼らの処罰を求めるトルコ軍がいることから、判決を下す裁判官は非常に注意を払う必要があると述べた。パムクは、裁判の日にマーデンは孤立したままではいないだろうと述べつつ、記事を次のように締めくくった:「6月7日の最初の審問で、トルコおよび世界の民主主義者はペリハン・マーデンを孤立させはしないはずだ。今から125年前に、トルストイもロシアで良心的兵役拒否者に支援を差しのべたが、ロシアのツァーリから何らの罰も受けなかったことを忘れずにいよう」。

ペリハン・マーデンには、人が兵役に就くことを躊躇させたという理由により3年の禁固刑が求刑されている。



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( 翻訳者:幸加木 文 )
( 記事ID:2613 )