アリー・ショクーヒー釈放 シャルグ紙
2006年07月08日付 Sharq 紙

2006年7月8日 シャルグ紙

【ファールス通信】インターネットサイト「ファルダー(明日)」の責任者アリー・ショクーヒー氏は木曜日の夜、2500万トマーン(約320万円)の保釈金を支払って釈放された。ショクーヒー氏は、先週火曜日の朝、自身の事務所にて逮捕されていた。彼は84年エスファンド月25日〔2006年3月16日〕付で、インターネットサイト「ファルダー」にて配信した記事が原因で拘束されたと言われている。

 ショクーヒーの釈放の前、一部の政治活動家らは司法権長に宛てた書簡の中で、このような処遇は適当ではないとし、この種の人びとに対応する際、司法当局は正確を期すべきだと訴えた。アッバース・サリーミーナミーン、マスウード・レザーイー、そしてアリーレザー・サルバフシュらの署名による書簡の一部は、以下のとおりである。

 「ご存知のように、メディアの活動には間違いが生じることもあり得、そのような間違いに対しては、基本的に当該メディアの編集長が司法の場で弁明することになっています。しかし、〔編集長ではなく当の〕執筆者たちに対してこのような処遇が続いていることは遺憾であり、懸念を覚えます。さらに残念なことは、拘束から数日たっても、彼の拘留場所が家族にさえ伝えられなかったことです。我々本書簡の署名者は、報道活動においてしばしば起こりうる間違いや誤りに対して、このようなかたちで対応することをやめ、文化や思想の場で生産活動を行なう者たちに対して、これ以上このような扱いをしないよう、閣下に対し強く求める所存であります。同氏を可及的速やかに釈放し、通常の手続きに則って、右の者の容疑に対して司法捜査が行われるよう望みます」。

〔*注:「ファルダー」はニュース配信サイトで、《原理主義派》の有力国会議員アフマド・タヴァッコリーに近いとされる。また、上記書簡の署名者の一人であるアッバース・サリーミーナミーンも、《原理主義派》に近いジャーナリスト。「ファルダー」のURLはhttp://fardanews.com/〕

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( 翻訳者:南龍太 )
( 記事ID:2961 )