2006年7月11日付シャルグ紙12面
【ファールス通信】最新の決定によると、政府は今年の下半期に必要なガソリンを輸入し、そのための予算については外貨準備以外からまかなう方針である。このことにより、ガソリンの配給制をめぐる議論は白紙撤回された。
ガソリン問題に関して最近決定されたところによると、政府はさまざまな検討を経て、今年下半期に必要なガソリンの不足を輸入によって補うことを決め、そのための財政措置については外貨準備以外の財源を考慮しているとのことである。
報道によると、政府はガソリンの生産、配給制の導入、スマートカードの実用化、二重価格化、そして輸入量に関する決定を先送りした。一部の観測では、ガソリン問題に関する大きな変更は今年はないだろうとのことである。
その一方で政府と議会は、国に必要なガソリンの供給と流通の方法に関して決定するために、2ヶ月前から繰り返し専門会議を開催しており、今後もこのような専門会議は続けられる見通しだ。
また同報道によると、国のガソリン問題をめぐっては、国会の計画予算委員会の経済部会が、関係の政府責任者との会議の中で、85年度予算補足第13項に関する政府の施策について検討を始めている。また今日の午後にも、国会の計画予算委員会は5人の閣僚を会議に招き、この重要な問題を取り上げる予定である。
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( 翻訳者:緒方萌 )
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