2006年7月13日付シャルグ紙
【政治部】就任以来16回目となる地方遊説で東アゼルバイジャン州を訪れたマフムード・アフマディーネジャード大統領は、昨日同地訪問の2日目を迎え、「われわれは話し合いを旨とする者たちである。しかし自らの当然の権利を少しでも譲歩することはない」と述べた。
大統領は集まったシャベスタルの市民らを前に、「われわれは不正義を主張することはなく、さりとて無理強いに屈することもないということを、世界は知るべきだ」と語った。さらに「自らの当然の権利については誰とも話し合うつもりはない」とした上で、「イランは国際社会と話し合いと協力を行う用意がある」旨表明、「公正にもとづくならば、また公正さに満ちた雰囲気が用意されるならば、われわれはどのような国とも話し合う用意がある。しかし、公正さが欠けた状態では、話し合う用意はまったくない。われわれが自らの権利を譲歩することはありえない」と述べた。
IRNAの報道によると、大統領はさらに「あなた方国民の賢明さと抵抗によって、誇り高きイランはいまや、核燃料サイクルを保有する国の仲間入りを果たした。国の発展のためにそれを使用する所存である」と語った。
大統領はまた、占領地でのシオニスト体制の犯罪行為を非難した上で、「パレスチナの女性たちや子供たち、若者たちをあやめるこの体制の犯罪行為を前にすれば、さしものヒトラーも顔色を失うことであろう」と断じた。
またISNAの報道によると、大統領はジョルファーの市民を前に、「シオニストどものパレスチナにおける犯罪行為の数々は、彼らの力を表すものではない。むしろ、彼らがいかに卑賎であるかを示すものなのである。彼らを支援する者たちは、自らの尊厳を売り渡しているのだ」と語った。
アフマディーネジャード大統領は東アゼルバイジャン州訪問の続きとして、ジョルファーの市民たちに対し、さらに次のように述べた。「この体制の支持者たちには、支援から手を引くよう勧める。圧制は凋落傾向にあり、近い将来堕落した権力、中でもシオニスト体制は、一挙に瓦解するであろう」。
大統領はまた、マランドの市民を前にした演説で、「政府は若者たちの努力に見合うかたちで、職の機会をより多く提供することができるだろう」と語った。
現地の新聞はこちらから
( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:2992 )