ジーコ監督これからがたいへん、ウクライナのクラブチームに3対2(Milliyet紙)
2006年07月16日付 Milliyet 紙
フェネルバフチェは新監督と共に臨んだ試合でウクライナのメタッルルグ・ドネツクに勝利したものの、プレー(の内容は)危険な兆候を示した。黄色と紺のユニフォームをまとったフェネルバフチェ・チームの守備と中盤は深刻な欠陥を示した。チームに勝利をもたらしたゴールを決めたのはトゥンジャイ(2)とウウル・ボラルだった。
フェネルバフチェは7−0でテルスターに勝った後、昨日ウクライナ一部リーグのメタッルルグ・ドネツクを苦戦しながらも逆転して3−2で負かした。ジーコ監督は、初めてチームの指揮をとって臨んだこの試合で、練習不足のアネルカとアッピアをメンバーに加えなかった。1,000人程のサポーターが応援したフェネルは、前半で守備のミスが目立った。開始2分でウクライナのミトゥが放ったコーナーキックをフェネルの守備陣は見送り、メンゾーザが触れて先制点を奪われた。11分と20分にアレックスのロングパスにトゥンジャイが合わせ、二つのゴールを決めたことでフェネルが2−1と逆転した。35分にはルチアーノのミスでゼゼがボールを奪い、メンゾーザにつなげた。相手チームの選手は(フェネルのミスを)見逃さず、前半の結果は2−2となった。54分にアレックスがボールを左に送り、トゥンジャイがそれをスルー、ウウルが押し込んで相手ゴールのネットを揺らした。
ワールドカップでガーナ代表チームに参加したため、今シーズンの調整に遅れて加わったアッピアの帰還は、フェネルのキャンプの雰囲気をがらりと変えた。スター選手は昨日の朝、チームメイトとの再会を懐かしみながら、感じの良いふるまいで再びチームのムードメーカーとなった。アッピアはこのチームを本当に懐かしく思い、そのためできるだけ早く戻るよう努めたと明らかにした。「本来なら、もうあと数日留まることができたが、早く戻ることを選んだ。もっとも、もっと早く来ることもできたけれど、妻が許してくれなかった。実を言うと、このことでちょっとした諍いもあった。だが、結局どの夫婦もそうであるように、妥協点を見つけたよ」。先シーズンはチャンピオンシップを逃し、サポーターたちを非常に落胆させた、と述べるアッピアは、「ふさわしい結果を残すことができなかった。だが我々はこれを償う。100年目の今年はまさに栄光の中で過ぎるだろう。ジーコ監督はサッカー界の英雄だ。多くの選手が彼に憧れ、彼を目標としてきた。彼と一緒に、必ず勝利をつかめると信じている」と語った。
フェネルで活躍するブラジル選手のアレックスは、ジーコが監督に就任してからずいぶん変わった。練習中チームメイトを引っ張って、この2シーズン常に話題に事欠かず、内向的なイメージから突如として変わった。トレーニングでもいつもチームメイトを怒鳴り、ミスを指摘するアレックスの新たな一面は注目されている。彼が常に首脳陣と一緒に行動するのも話題になっている。
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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:2998 )