「酒を飲むには理由がある」:副首相、昼下がりの酒場を訪れ庶民と交流(Milliyet紙)
2006年07月26日付 Milliyet 紙
イスタンブルのアヴジュラルにある商人街を訪問した際に、ある酒場で昼間に酒を飲んでいた二人組と会話をしたシャーヒン副首相は、「酒を飲むには理由があるものだ」という機知に富んだコメントをした。
メフメト・アリ・シャーヒン副首相は、アヴジュラルの商人街を訪問した際にある酒場で酒を飲んでいた二人組と会話をした。シャーヒンは、「調子はどうかね。早くに始めたようだけど」と言うと、席に着いているうちの一人が、家庭内に問題があるため酒を飲んでいると話した。これに対してシャーヒンは、「酒を飲むには理由があるものだ」という機知に富んだコメントをした。
シャーヒンは昨日AKPイスタンブル県支部を訪問してマスコミ非公開の会合へ参加した。新聞記者の質問に答えたシャーヒンは、15時半頃になるとアヴジュラルへ移動し、商人街を訪問した。マルマラ通り沿いにある商人街を訪れたシャーヒンは、店を1つ1つ回った。シャーヒンはここで商人と市民の悩みに耳を傾けた。
■「調子はどうかね。早くに始めたようだけど」
マルマラ通りにある「ドルク酒場」の前を通りかかったシャーヒンが中に入ろうとすると、側にいた人たちは「副首相殿、ここは古い酒場ですよ」と忠告をした。シャーヒンはこれにもかかわらず中に入り、まずは酒場の店長と握手を交わした。シャーヒンは、テーブルの一つで酒を飲んでいる二人組の側へ近づいた。この二人組は、シャーヒンがテーブルへ向かってくることに気がつくと立ち上がろうとした。しかしシャーヒンは、「どうぞそのままで」と言って彼らに座るように言った。シャーヒンが「調子はどうかね。早くに始めたようだけど」と言うと、一人が家庭内に問題があるために酒を飲んでいると説明した。彼らと5分ほどテーブルで話をし悩みを聞いたシャーヒンは、その後新聞記者たちへ「酒を飲むには理由があるものだ」と語った。
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( 翻訳者:三澤 志乃富 )
( 記事ID:3094 )