地方議会選挙と専門家会議選挙が11月に同日開催へ ハムシャフリー紙
2006年07月27日付 Hamshahri 紙

2006年7月27日付ハムシャフリー紙

【政治部】アーバーン月26日〔2006年11月17日〕に地方議会選挙と専門家会議選挙が同日開催されることが、国会で可決された。

 昨日国会議員らは、地方議会選挙と専門家会議選挙の同日開催をめぐる賛成・反対両派の議員らの見解を検討した後、《地方議会・市長の職務及び選挙に関する法》第一種緊急改正法案を可決した。同法案の可決により、これら二つの選挙は、テヘラン及びバムを含む一部選挙区における国会補欠選挙とともに、全国同時に行われることになった。

 昨日の国会では、カーゼム・ジャラーリー議員が〔選挙法改正を検討してきた〕委員会を代表して、経費の節減、二つの選挙の開催時期が二ヶ月間しか離れていないこと、選挙戦の加熱による政治的対立を避けること、そして統計局による国税調査が行われる予定であることなどの理由を挙げ、二選挙同日開催の必要性を訴えた。

 その後、アーリーンマネシュ、ナディーミー両議員が反対派として、アフマド・タヴァッコリー、フォウラードギャル両議員が賛成派として、それぞれ法案に対する意見を表明した。同日開催に賛成する議員らは、短い期間のうちに次から次へと投票箱の前に足を運ぶことは国民にとって負担が大きいこと、国民の選挙への参加が減ることが懸念されること、選挙戦が不必要に加熱する可能性があること、選挙によってかかる政治・社会・行政上の経費を削減する必要があること、などの理由を挙げた。

 これに対して、同日開催に反対する議員らは、選挙開始から選出議員の職務開始まで4ヶ月間の空白が生まれてしまうこと、専門家会議議員と地方議会議員が位置する立場に違いがあること、選挙監視機関が異なること、専門家会議選挙が国政にかかわるものであるのに対して、地方議会選挙は地方行政にかかわるものであり、別種の選挙であること、などを理由を挙げた。

 最後に、討議十分との意見が出され、投票に移された。結果、投票総数177票のうち、149議員が同日開催に賛成票を投じた。またこの法案の可決により、地方議会の議員数は、本件に関して75年〔1996年〕に可決された法律を踏襲することになり、よってテヘラン市議会議員数は現行通り15名のままとなる見通しである。

〔後略〕

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:3120 )