地方議会選挙、及び専門家会議選挙、1ヶ月延期へ ハムシャフリー紙
2006年08月14日付 Hamshahri 紙

2006年8月14日付ハムシャフリー紙

【政治部】モスタファー・プールモハンマディー内相は、州の広報担当官らとの会合で発言し、その最後に、「以前に公表した日程で選挙を開催することは困難である」と指摘、「専門家会議選挙、地方議会選挙、及びテヘラン、バム、ならびにアフヴァーズでの国会補欠中間選挙はアーザル月24日〔12月15日〕に行われる」と説明した。

 内相は、国勢調査をアーバーン月〔10月下旬から11月中旬〕に行うことは大統領令によりすでに決められており、この国勢調査実施時期がすでに公表済みのアーバーン月26日〔11月17日〕開催予定の二つの選挙とかち合ってしまうことを指摘した上で、次のように述べた。「行政上の問題から、国勢調査の実施時期を変更することは困難である。このため、〔選挙を実施する〕われわれ内務省は、〔選挙を監督する〕護憲評議会と調整して、革命最高指導者に書簡を送り、選挙実施時期を一ヶ月延期することに対する閣下の意見を伺った」。

 プールモハンマディー内相はその上で、内務省の要望に対して最高指導者が同意したことを明かし、「われわれの要望に対して革命最高指導者が賛同してくれたことを受け、選挙は正式にアーザル月24日〔12月15日〕まで延期されることになった」と語った。

 会合の後、記者の質疑に応じたプールモハンマディー内相は、〔内務省が管轄する〕治安維持軍の隊員ら数名が、武装した暴徒によってケルマーンで殉死したことに関する本紙ハムシャフリー紙記者の質問に対し、同事件の発生に遺憾の意を表明した上で、次のように語った。「われわれは厳しい状況にある。国の治安を脅かす悪党や密輸団のネットワークが跋扈している。彼らを支援する外国勢力も、〔我が国の安全を脅かそうと〕画策している。われわれもまた、すでに約束したように、国の治安を向上させるべく、真剣に努力しており、我が尊き人民が今日、より良い安全を享受していることを嬉しく思っている。しかし、国境地帯や沙漠地帯を一朝一夕にカバーするなどできないということは、是非ご了解頂きたい」。

 同内相は続けて、「内務省は真剣かつ強い意志をもって、治安の確立という問題を追求している」と強調した。プールモハンマディー内相はまた、社会の不安定要素が減少していることを示す数値があると指摘し、さらに「戦闘行為が起き、われわれ実行部隊にある程度の損害が発生することは、止むを得ないことである」と続けた。

 内相はまた、今年の選挙の開催にあたって、内務省はどのような措置を講ずるつもりかとの質問に対し、「もし選挙法の一部改正についての提案が国会で受け入れられなければ、これまでの法規に基づき選挙を開催するまでである」と回答、その上で、選挙の実施方法について熟知していない一部内務省責任者に対する教育を目的としたワークショップの開催や、革命後初となる投票箱のデザインの一新とその生産などを、内務省は選挙に向けて準備していると述べた。

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地方議会選挙と専門家会議選挙が11月に同日開催へ
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/newsdata/News2006729_3120.html

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:3260 )