ギュル外相、レバノン・イスラエル歴訪前に大統領らと意見交換(Milliyet紙)
2006年08月16日付 Milliyet 紙
ギュル外務大臣は、本日レバノンへ、週末にはイスラエルを訪れる。ギュル外相は昨日、中東歴訪に関する情報をセゼル大統領と野党・共和人民党党首のバイカルへ報告した。
アブドゥッラー・ギュル外相は、イスラエル・レバノン間の衝突に停戦が成立したことを受け、今日この地へ向かう予定だ。本日レバノン、週末にはイスラエルを訪問する予定のギュル外相は、この地域の最新情勢とレバノンに投入される見込みの国際部隊に関して会談を行う予定である。しかし戦闘が始まって間もなくイスラエルの攻撃を受けたベイルート空港は壊滅的な打撃を受けているため、レバノン訪問は当初から困難に見舞われると考えられる。
ギュル外相は先日、公正発展党中央執行委員会においてイスラエル、レバノンそしてシリアを含む中東歴訪に出発することを伝えた。ギュル外相は、「この交渉の結果にしたがって派兵に関する決定を行う」と述べた。レバノンとイスラエルには日帰りで訪問する予定で、その後にシリアを訪れることを計画しているとのことである。ギュル外相は本日イスラエルとレバノンを訪問する予定であったが、イスラエルから、首相が不在のため週末の来訪を希望する旨伝えられたという。
■セゼルとバイカルへの連絡
ギュル外相は、今朝出発し今晩帰国予定のレバノン訪問と先日首相府で行われたレバノン問題首相会談に関して昨日アフメト・ネジュデト・セゼル大統領へ報告をした。一時間に及ぶ会談では、トルコのレバノン派兵に関して詳細が話し合われた。
ギュル外相はまた、レバノン情勢に関し、野党の共和人民党党首デニズ・バイカルへも昨日ブリーフィングを行った。ギュルは数日のうちにほかの政党の党首たちとも会談すると見られている。
ギュル外相は本日レバノン首相フアド・シニオラ、外相およびレバノン議会議長と会談する予定である。シニオラ首相は、ギュル外相のほかに本日レバノンを訪問するマレーシア、パキスタンおよびフランスの外相とも会食する。会食では派兵問題について話し合うと見られている。今回の中東訪問では参謀本部からも代表が同伴することになっているが、ギュル外相がヒズブッラー代表たちと会談するかどうかは明らかにされていない。ギュル外相が日曜日にイスラエルを訪問するのは、ツィピ・リヴニ外相が昨日アメリカ合衆国へ向かったことも関係しているという。
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( 翻訳者:三澤 志乃富 )
( 記事ID:3283 )