トルコ大地震から7年 追悼集会開かれる(Hurriyet紙)
2006年08月17日付 Hurriyet 紙

コジャエリ広域市は、1999年8月17日に起こったギョルジュクを震源とするマグニチュード7.4のマルマラ地震で亡くなった人々をしのんで、コジャエリ博覧会場で追悼集会を開いた。

太陽の舞台で行われた追悼集会は、犠牲者に1分間の黙とうが捧げられた後、独立行進曲の斉唱で始まった。追悼集会では、文化観光省コンヤ・トルコ・イスラム神秘主義音楽隊がコンサートを行いセマー(回転舞踊)を披露したほか、コーランが読み上げられた。

コジャエリ被災者会やいくつかの市民社会組織、労組の代表者たちも、地震で亡くなった人々を追悼した。中央銀行コジャエリ支店の前に集まった被災者は、「イズミットよ眠るな。地震を忘れるな。地震を忘れさせるな」というスローガンを掲げ、笛を吹きながら慰霊碑公園へと歩いた。ちょうちんを手に持ち、約2キロを歩いた被災者は、慰霊碑公園にある慰霊碑の前で午前3時2分に1分間の黙とうを捧げた。

5388人が亡くなったギョルジュクでも、地震の犠牲者のために追悼集会が行われた。ギョルジュク市が開催した追悼集会の一環として写真展が開かれた。午前2時30分にカヴァクル海岸に集まった被災者は、たいまつを手に歩き、海へ花輪を流した。

■午前3時2分に黙とう

マルマラ地震で亡くなった人々は、アダパザルで地震が起きた午前3時2分に追悼された。共和人民党(CHP)県支部がアダパザル文化センター前で行った追悼式典には、民族主義者行動党(MHP)郡支部のメンバーや様々な労組、市民社会組織の代表者と市民が参加した。追悼式典では、地震が起こった午前3時2分に、亡くなった人々に哀悼の意を表して参加者が黙とうした。

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( 翻訳者:丹羽貴弥 )
( 記事ID:3287 )