アアル・ダウ(アララト山)で氷河が溶ける 村人は噴火と錯覚(Milliyet紙)
2006年08月18日付 Milliyet 紙
地元住民は、アララト山で起こった噴火のせいで、岩や泥水がふもとに向かって流れてきたと思った。しかし専門家によると噴火ではなく、氷河が溶けたためだった。
アララト山の北側にある標高4千メートルのコルハン草原で、噴火のため谷が開かれ、セラン牧草地が2つに分かれたという声が住民から上がった。この10日間昼も夜もずっと噴火の音が聞こえたと話すコルハン村のハビプ・チャカル村長は、遊牧民が(音のする)地域に近づかないよう努めたと語った。村人たちは噴火音に大変恐怖を感じていると言うチャカル村長は、「噴火と一緒に大きな岩や泥水、濁った水がふもとに向かって流れている。心配しながら状況を見守っている。県庁に調査のお願いをしたところだ」と話した。
(調査を行った)ウードゥル村落サービス供給局のオルハン・シャーバン局長は、気温が非常に高かったため、アララト山の標高の高い部分の雪や氷河が溶け、その結果山の裾野の部分に岩の破片が落ちてきたと述べ、「地元の人が言うように噴火が起こったわけではない」と話した。
(ウードゥル県の)ギョクハン・ギュルブズ副知事も、アララト山ではいかなる噴火も起こっていないと述べた。
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( 翻訳者:近岡 由紀 )
( 記事ID:3291 )