女性と子どもしか入れない公園がコンヤに建設中、その目的は・・・(Radikal紙)
2006年08月19日付 Radikal 紙

女性たちに平穏な社会生活を保障する代わりに彼女たちを隔離する政策の新手も、コンヤから実施される。コンヤのフュユク郡クレリ町に作られる予定の2つめの公園は、女性と子どもだけが利用できる。

AKP党員であるアリ・メルメル町長は、町の中心部に女性と小さな女の子だけが利用できる公園の建設を、数週間前に始めたことを明らかにした。メルメル町長は、町では男性向けに多くの広場や場所を提供しており、今度は女性の番だと述べ、次のように話した:
「我が町には女性にとって快適な場所がなかった。そのためおしゃべりの場所として、家の中を選んだ。女性たちは間もなく、戸外で座り、おしゃべりをし、ストレスを解消し、仲間同士で苦労を分かち合うことのできる自分たち専用の公園を手に入れることになる。8月21日に開園を予定している広さ1000平方メートルの公園には、アカシヤとスギの苗を植えた。短期間で公園は緑でいっぱいになるだろう。公園の真ん中は女性たちが周りに座っておしゃべりができる噴水になる。子どもたちが遊べる遊具も備え付ける」。

■最初の女性専用公園はウルファに

公園には母親と一緒に来た小さな男の子以外の男性は入れない。メルメル町長は、町で2番目となるこの公園は女性専用という意味でもしかしたらトルコ初となるかもしれないと述べたが、これは誤りである。最初の女性専用公園は、シャンルウルファのスィヴェレキ市にある。DYP(正道党)系のスィベレキ市の建設した公園には、12歳以上の男性は入園できない。今のところ、公園に集まってお茶を飲みながらおしゃべりする女性たちはバックギャモンやカードゲームをすることもできる。

その公園は15年前にCHP(共和人民党)のラミ・オダバシュ市長により、喫茶庭園として建設された。現在のDYPのハサン・チェレブ市長により拡張され、ユルマズ・ギュネイ文化芸術公園に模様替えされるとともに、女性専用となった。オフィス地区にある公園の入り口にも「12歳以上の男の子は入れません」と書かれた看板が掛けられた。公園で働く職員も、女性である。

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( 翻訳者:林 奈緒子 )
( 記事ID:3296 )