英国でPKK(クルド労働者党)が非合法化 ―支持の呼び掛けや集会参加にも罰則(Milliyet紙)
2006年08月26日付 Milliyet 紙

イギリスは、PKK(クルド労働者党)と、その別称であるKADEK(クルド自由民主会議)とKONGRA-GEL(クルド人民会議)を非合法化した。その決議は、2006年8月14日に効力を発揮した。PKKの一員となることはもはや刑事上の罪とみなされる。

イギリスは、PKK、KONGRA-GEL、KADEKを「非合法(組織)」であると宣言した。イギリス議会のPKKとその別称であるKADEKとKONGRA-GELを非合法化するという決議は、2006年8月14日に効力を発揮した。KONGRA-GELとKADEKを非合法化するためしばらくの間協議を重ねていたイギリス議会の、自らを「クルディスタン自由の鷹」(TAK - Teyrêbazên Azadiya Kurdistan)と呼ぶ組織を非合法化する決議も、2006年7月25日に効力を発揮していたことが判明した。イギリスでの非合法化が、「組織の財産の凍結を可能にしたヨーロッパ連合(EU)のリスト」よりも先んじた内容のものであることが分かった。

イギリス議会の「非合法化」の決議により、テロ組織PKKの活動に参加することは違法行為とされた。決議によれば、テロ組織PKKのメンバーとなることや、支持を呼び掛けることは刑事上の罪とみなされる。PKKを支持する目的で集会を開くことや、組織の一員である人物によって開かれた集会で演説することも刑事罰の範ちゅうに含まれた。テロ組織PKKのメンバーやその支持者であることに関する明らかな疑念を抱かせるような衣服や物を公の場で身に付けることも罪とみなされた。

イギリスで今年効力を発揮したテロリズム法によれば、テロ活動へ参加することやテロを称賛すること、組織を名目に祝賀を行うことは犯罪とされている。

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( 翻訳者:古瀬 由加里 )
( 記事ID:3352 )