夏休みが終了、授業のチャイムが鳴る(Milliyet紙)
2006年09月17日付 Milliyet 紙
2006-2007年の教育年度が、明日から始まる。初等教育および中等教育で学ぶ約1400万人の生徒と59万5千人の教師が最初の授業に取り組む。
新しい教育年度の開始に合わせ、アンタリヤのハシム・イシジャン文化センターでは、エルドアン首相を迎えて式典が開催される予定だ。式典では、今年新たに開校する10校の一斉開校式も執り行われる。小学校と高校の生徒たちに約1億3800万冊の教科書が無料で配布される。
■新しい教室部屋の供用を開始
国民教育省は、2006年の終わりまでに1万8500室の新しい教室部屋の供用を始める。これらの新たな教室部屋によって50万人以上の生徒を収容できるようになる。今教育年度においては、1万7000人の新人教師が生徒たちに向けて教鞭を取ることになる。
統計によると2005-2006年度は、トルコの3万4989校の小学校において計1000万408人の生徒が授業を受けた。7435校ある高校では、計325万8254人の生徒が学んだ。
合同クラス(※)の実施は、1万6069の小学校で見られた。56万1795人の生徒が合同クラスの実施を受け、合同クラスを実施した学校の数が最も多かったのはシャンルウルファ県(914校)だった。
■耐震試験が実施される
国民教育省のアブデュッサメト・アルスラン設備投資局長は、ハッキャーリ、ヴァン、スィイルト、ビトゥリス、ムシュ、ビンギョル、ハタイ、オスマニイェ、カフラマンマラシュ、マラトゥヤ、エルズィンジャン、チャンクル、ブルサ、バルケスィル、チャナッカレ、イズミルにある計130の寄宿舎型地方小学校で耐震調査が実施されると述べた。
トルコには、約2億㎡(200㎢)に渡る面積の校舎があるとアルスラン局長は述べ、以下のように続けた。
「全ての校舎が耐震テストに合格することを目標にしています。地震のリスクが高い場所に立つ全ての寄宿舎型地域小学校は、本年の終わりから補強が行われる予定です。」
※ 複数の学年にわたる生徒たちを、一人の教師が担任するクラス。
参考URL:http://www.meb.gov.tr/Stats/ist2001/Bolum15s1.htm
地名について:トルコの行政区分地図http://ja.wikipedia.org/upload/6/67/Turkiye-iller.png
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( 翻訳者:高田 利彦 )
( 記事ID:3522 )