北イラクバルザーニ議長、クルディスタンの旗のみ掲げるよう指示(Milliyet紙)
2006年09月02日付 Milliyet 紙

クルド自治政府議長バルザーニは、北イラクの全自治政府施設でイラク国旗を降ろすよう指示した。

イラク連邦クルド自治政府議長メスット・バルザーニは、自治政府が統治する北イラクで、全てのイラク国旗を降ろし、クルディスタンの旗のみを掲げるよう指示した。
北イラクで成立したクルド人の連邦政府は、独立に向け次々と布石を打っている。自治政府は地方議会活動への移行、新憲法の制定、クルド軍の設立に続き、今回もイラク政府を懸念させる国旗危機を煽り始めている。
“Pukmedia”の報道によると、バルザーニ議長は全施設に送った第60号通達において、北イラクにある各政党はクルディスタンの旗のそばに自党の旗を掲げるよう指示した。
決議により、アブドゥルカリーム・カースィムが指揮した1958年7月14日の革命の際のイラク国旗は、公式の儀式でのみ掲揚されることになる。ただこの国旗は、崩壊したバース党政権を象徴する旗ではない。
バルザーニ議長の通達は、全自治政府の施設、軍事拠点とクルド自治政府領内で、全てのイラク国旗を降ろし、クルディスタンの旗のみ掲げることを要求している。



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( 翻訳者:富田 祐子 )
( 記事ID:3404 )