スカーフ姿のバービー、登場!(Radikal紙)
2006年09月03日付 Radikal 紙

バービー人形が、今やイスラム風スカーフをかぶる時代となった。トルコ人企業家が中国より輸入したイスラム風スカーフ姿のバービーの絵入りランチボックスは、イスタンブルやアンカラをはじめとして多くの都市で販売されている。

一方で教育関係者は、(商品は)配慮に欠けていると非難した。教職員労働組合のアラアッディン・ディンチェル委員長は、イスラム風スカーフをしたバービー人形の絵柄付のランチボックスや、「100冊の基本図書」の中に含まれていることが分かった宗教的内容の記述、また子ども向けの塗り絵本の絵柄に宗教的シンボルが登場することが広く見られるようになったと述べた。ディンチェルは、こういった子ども向けの商品に対するチェックが全く行われていないことを明らかにし、「子どもたちに対し、こうした形であらゆるイデオロギー的、政治的な接近が図られている。これらは教育上、障害となるものだ。将来のトルコという観点から、我々の不安は募っている」と語った。

■レズビアン・バービー問題

先週の最も大きな話題の1つもまたバービーについてであり、バービーがレズビアンとして描かれたことであった。世界で最も多く販売されている人形の1つであるバービーを、(ブラジル人女性)画家のカリン・シュワルツがレズビアンとして描いたことに、製造元のマテル社は憤慨した。マテル社の幹部はこの画家を告訴すると発表し、24時間以内に展示をやめるよう求めた。それに対しシュワルツは、展示をやめるつもりはないことを表明した。

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( 翻訳者:井上さやか )
( 記事ID:3411 )