ボアズィチ大学の教職員が刑法第301条に反旗
2007年01月27日付 Radikal 紙

刑法第301条に対する署名キャンペーンを開始したボアズィチ(ボスフォラス)大学の教職員達は、「知識人がターゲットにされることにつながる第301条を全廃させる」と述べた。

フラント・ディンク暗殺の後に改めて話題となったトルコ刑法第301条の修正のために、政治家が対策を講じない一方で、学者たちが行動を起こした。ディンクが有罪判決を受けた「トルコ性を侮辱すること」を罪と見なす第301条を「撤廃するために」、ボアズィチ大学の教職員達がキャンペーンを始めた。

135名の学者たちが署名した宣言では、次のように述べられている。
「我々、下記に署名したボアズィチ大学の教職員は、自らの見解を表明したために、わが国の知識人たちを祖国に反逆したと告訴される状況に対峙させ、民族主義を装いいかなる目的で行動しているのか明らかではないある個人やグループが、テロやリンチの雰囲気を作り出しうる可能性をもたらし、トルコ共和国の司法及び裁判所をこの個人とグループの潜在的な願望に固定し、知識人たちがターゲットとされること、および生命に相当する代価を支払うことにつながるトルコ刑法第301条が全廃されることを要求する。この件に(同法についての問題性に)敏感である全国民は、刑法第301条の廃止に向けて見解を表明することを勧めると共に、フラント・ディンクの追悼期間における最初の意義ある運動がこの試みになるだろうと我々は考えている」

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( 翻訳者:幸加木 文 )
( 記事ID:10001 )