アブドゥッラー・キョセ君(15)は、ディヤルバクルでこの日曜日(4日)崩壊したアルカン第一アパートの瓦礫の中から35時間後に負傷者として救出されたが、左の脚を失うかもしれない。
医師らは、血管が詰まり壊疽を起こしたキョセ君の脚は切断される可能性が高い、と述べている。
ディヤルバクルのカヤプナル市フズレヴレル地区のエセン通りにある8階建て総戸数32戸のアルカン第一アパートは、構造柱や壁に深い亀裂が入っていた。このため昨年11月に「使用禁止」報告書が出され、住民が退去していた。
取り壊し命令を受けた同アパートは、取り壊しを待たずに日曜日に崩壊し、5人の人命が失われた。一方、瓦礫の下に残されていたアブドゥッラー・キョセ君は、35時間後に救出された。キョセ君は負傷していた。ディヤルバクルにあるディジュレ大学医学部病院の小児科集中治療室で治療を受けているキョセ君の体には骨折と挫滅症があり、腎臓と他の内臓器官で圧迫による損傷があることが明らかになった。
医師らは、キョセ君の最大の問題は右脚であると述べ、「脚の血管が詰まり壊疽を起こしてしまいました。必要な治療は進めています。しかし改善がみられないならば、脚は切断される可能性が高いです。患者の全体的な健康状態は良好です」と語った。
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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:10111 )