護憲評議会の選挙・実施担当次官は、「イスラーム評議会(国会)選挙と大統領選挙を同日開催することには、多くの疑問が提起されており、違憲である」と述べた。
ファールス通信の報道によると、セイエド・アリー・アラヴィー次官は以下のように付け加えた。「たとえ選挙の同日開催を提案する法案そのものが良くできたものであり、護憲評議会もこの計画の基本的・全体的内容に賛成であったとしても、この法案は取り除かれるべき疑問を多く抱えている」。
同次官はさらに、「もし国会選挙が大統領選挙と同時に行われるようなことになるならば、国会ならびに国民の代表者である国会議員らの活動期間は短縮されざるを得ない。これは憲法に反する」とも述べた。
アラヴィー次官はその上で、「この法案を実際に施行するためには、大統領の4年の任期を短くするということも可能である。しかしこれも憲法に明記されている原則に反する」と続けた。
同次官は同日選挙実施法案について、護憲評議会内で最終的な検討がなされる予定であることを明らかにした。
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( 翻訳者:笹川由香里 )
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