イラン、飛行距離700キロの無人偵察機の生産に成功:革命防衛隊総司令官が明かす
2007年02月12日付 Iran 紙

【政治部】革命防衛隊総司令官は、「イランは飛行距離700キロメートルの無人航空機を製造した」と述べた。

 ラヒーム・サファヴィー司令官(少将)はアル=アーラム放送局とのインタビューの中で、さらに「この航空機を製造した目的は、偵察・情報収集活動及び画像データの送信である。われわれはこのような航空機によって、周辺地域にいる敵の基地や海上船舶、その他駐屯地を特定し、それに基づいて戦略を練ることが可能となる」と語った。

 同司令官はその上で、「同機の性能、及び断面の形状により、レーダーによって発見されることもなければ、容易に標的となることもない」と付け加えた。

 革命防衛隊総司令官はまた、次のように述べた。「イスラーム革命の勝利から28年が経ち、その間特に8年間に及ぶ聖なる防衛〔イラン・イラク戦争のこと〕を経験した結果、現在では地対地ミサイル、遠距離ミサイル、射程距離2000キロ級の弾道ミサイル、そして地対艦ミサイルなどの武器の製造という点から見れば、国防省ならびにイラン軍は自給体制を達成したといえる」。

 「イランは自国製の強力なミサイルによって衛星を発射するのではないか、との憶測が一部西側の情報筋より報じられているが、それは正しいか」との質問に対して、サファヴィー司令官は「イラン国防省は衛星の製造には成功した。しかしそれを発射するためには、近隣諸国の一つから支援を受ける必要がある」と答えた。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:10151 )