予備校に通わなければ合格できない
2007年02月12日付 Yeni Safak 紙
トルコ教職員組合のアンケートに答えた学生の半分以上が、ÖSS(学生選抜試験)のシステムを良いものだとは思わないと答えた。63.5%の学生が予備校に通わなければ合格できないという見解を示した。
トルコ教職員組合の委員長シュアイップ・オズジャン氏は、教育上の問題点を明らかにするために高校生に対して行ったアンケートで、学生の52%がÖSSのシステムの現状に満足していないことが明らかになった、と述べた。オズジャン氏は、学生たちが「予備校に通わずして合格することはできない」と信じている、とも述べた。
オズジャン委員長は、イチカレ・ホテルで行われた記者会見の中で、ガーズィー大学と共同で行ったアンケートの結果を公表した。おおよそ7ヶ月を要したアンケートには、異なる経済的レベルの家庭に属する、62.2%の女子と37.8%の男子からなる合計1,203人の高校生が答えたと述べ、学生の64.6%は普通科高校、18.9%が職業高校、5.2%が各地のアナドル高校で就学している、と述べた。
■試験システムは「公正ではない」
「アンケートに答えた学生の52%がÖSSのシステムの現状に満足していないと答えた一方で、48%は満足していると述べた」とし、職業高校の生徒の大半がÖSSのシステムを「公正ではない」と位置づけた、と述べた。
アンケートにより、職業高校の生徒が予備校に通う割合は、他の高校に比べて低いことを指摘し、普通高校で4人に3人は予備校に通っていない、と述べた。高校の修学が4年に延長される件でも様々な意見があったとし、学生の33.4%が「よい組織編成で、予備校の負担を除ける」と、24.8%が「あまり効果的だとは思わない」と答えたことも明らかにした。
トルコ教職員組合のアンケート報告
http://www.turkegitimsen.org.tr/modules.php?name=News&file=article&sid=498
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( 翻訳者:山本裕一 )
( 記事ID:10154 )