イスタンブルで2003年11月15日から20日の間に発生した爆弾テロを巡るアルカイダ裁判に出廷したサッカ被告が最終弁論を行った。(中略)
サッカ被告は前回の尋問で立ち上がらなかったために退室させられたが、イスタンブル第10重罪裁判所で行われた今回の尋問では起立して弁論を行った。弁論をイスラム教の決まり文句で始めたサッカ被告は、弁論の中でコーランの一節を引用した。イスラエルの船をターゲットにしたことで558日間拘束されていたというサッカ被告は、「私は陰謀の犠牲者だ。私が拘束されたのは、我々がアメリカとシオニズムをイラクに埋葬するためだけだ」と話した。
サッカ被告はまた、自身と弁護士が計画的な爆弾テロのターゲットであったことを弁論で述べた。
尋問で、イラクの反対者らに「あなた方を恋しく思う」と話したサッカ被告は、「我々が行った聖戦が実を結ぶ時が来た。いつか私は必ずあなた方の元へ行く。是非私を待っていて欲しい。ここで私が出来ることは辛抱すること、そして祈ることだけである」と話した。
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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:10195 )