イスタンブルで、2003年11月15日から20日にかけて起こった爆破事件に関与したアルカイダのメンバーのうち、7人に終身刑が言い渡された。先日イスタンブル第10重罪裁判所で尋問が始まったが、昨日の尋問の席に52人が亡くなった爆弾テロに関連し、起訴されている9人の拘留犯を含む73人の被告とその弁護士が揃った。サッカには通訳が付けられたが、彼は弁論をトルコ語で行い、コーランのいくつかの節を朗誦した。
そのほかの被告のうちハルン・イルハンは、イスタンブルで起こった数々のテロの責任者であり、事件後にイラクで殺されたとされるハビブ・アクタシュとギュルジャン・バシュへの弁護の中で国家を侮辱した。
5時間で、700ページからなる弁論資料のわずか83ページまでしか進めることのできなかったイルハンは、裁判長の忠告に反抗的な態度を取ったため、尋問の場から退席させられた。しばらくののち裁判官らは、拘留されている被告のロウアイ・サッカ、フェウズィ・イティズ、バキー・イート、ハルン・イルハン、ユスフ・ボラトに求刑より重い終身刑を、オスマン・エケン、アドナン・エルソズに尋問での態度が良かったとして終身刑を言い渡した。セイイト・エルトゥールにはコンヤでアルカイダを組織した罪で18年の懲役、ハーメト・オベイスィには組織への幇助、犯人隠匿、さらには爆発物準備の罪で6年2ヶ月の懲役、29人の被告にはアルカイダメンバーであるということでそれぞれ6年3ヶ月、10人には幇助と犯人隠匿の罪で3年9ヶ月の懲役が言い渡された。残り26人の被告には無罪が言い渡された。
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( 翻訳者:石丸由美 )
( 記事ID:10199 )