ケマル・ウザン、イスラエルで拘束か?
2007年02月18日付 Zaman 紙

イマール銀行での横領の容疑でウザン一族が捜査される中、国際手配されていたケマル・ウザン容疑者が昨日イスラエルで拘束されたという情報が入った。
 警察関係者は、約3年間捜し求めていたウザン容疑者が見つかったという情報は伝えられているが、まだ裏づけが取れていない状態だと語った。ある警察高官は「イスラエルにはトルコの情報員がいないため、現在のところ情報の裏づけは取れていない」と話した。イスラエルのエフード・オルメルト首相がトルコを訪問した後に明らかとなった情報に関し、警察は調査を進めている。
 イマール銀行の捜査の後、父親であるケマル・ウザン容疑者と息子のハカン・ウザン容疑者は行方不明となっていた。その後、警察の密輸・組織犯罪対策事務局のハネフィ・アヴジュ局長がウザン容疑者らにヨルダンのパスポートを準備し、彼らがヨルダンで隠れることができるよう計らっていたことが明らかになった。しかし、トルコ側のあらゆる働きかけにもかかわらず、ヨルダン側は両容疑者の引き渡しを拒否。トルコ以外にヨルダンとベリーズの国籍をもつハカン・ウザン容疑者は、逃亡中の最初の数ヶ月間、これらの国のパスポートを使用していたことが判明している。ジェム・ウザン、ハカン・ウザン両容疑者は裁判でヨルダン国民であることを主張し、このことを証明するためにパスポートのコピーを裁判所に提出していた。ヨルダン国籍は、トルコから許可を得ずに取得したことも明らかにされていた。

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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:10203 )