ムハンマドを侮辱する風刺画が新聞によって広められたデンマークで、新たな挑発の試みが発覚した。自らを「イスラム化に対する唯一の対抗者」と定義する小規模団体が、コーランを告発した。
デンマークのイスラム化反対団体(SIAD)という小規模団体が、コーランのいくつかの章句が残虐で犯罪を助長させるとの理由で、法務省に対して告発を行った。SIADのアンデルス・グラベルス会長が同省に提出した告発状は、デンマーク憲法第78条にある、「暴力を利用し、その利用を扇動する組織は閉鎖させられる」という条項が、コーランの章句が唱えられるすべてのモスクを含んでいることを提示し、モスクが閉鎖されることを望んだ。SIADは、コーランについて同じような主張を2005年にも行ったが、告発状は受理されなかったことが明らかになった。
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( 翻訳者:丹羽貴弥 )
( 記事ID:10253 )