イラン初の観測用ロケットが打ち上げられる
2007年02月25日付 Jam-e Jam 紙


【ファールス通信】イラン宇宙空間研究所は、観測用ロケットを宇宙に向けて打ち上げた。

 同研究所実行担当副所長のアリー・アクバル・ゴルルー氏は、ロケットの発射は教育的・科学的・研究的側面のみを有したものであり、宇宙空間研究所の現在の活動の一環であるとした上で、「このロケットは軌道上には乗らず、打ち上げ後パラシュートによって地上に戻ることになっている」と指摘した。

 同氏はその上で、「最大150キロメートルの高度まで上昇するこのロケットの打ち上げは、科学の発展や各大学・研究所の学生らの研究に資することを目的としている」と付け加えた。

 ゴルルー氏はまた、同ロケット打ち上げのニュースはまず最初に、宇宙空間研究所のバフラーミー所長により、昨日イラン宇宙空間協会の第6回会合で発表されたものだとした上で、「一部マスコミは、彼の発言として、実験用ミサイルが宇宙空間に発射されたと伝えたが、そのような事実はまったくない」と述べた。

 同氏はさらに「宇宙空間研究所所長が発表したのは、観測用ロケットの打ち上げに関するものである」と付け加えた。



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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:10258 )