初お目見えはケナン・ドウル ー TGRTはマードック傘下のフォックス・テレビの手へ
2007年02月26日付 Zaman 紙
昨年アメリカのメディア王マードックによって買収されたトルコ新聞・ラジオ・テレビ(TGRT)は、土曜日の夜、正式にフォックス・テレビ社の下に移った。視聴者は画面でFOXのロゴを目にする中、視聴者と局の新体制の顔合わせは、(イスタンブルの)ニシャンタシュで行われたケナン・ドウルのコンサートで祝福された。
無料で公開されたコンサートへの関心は、寒さのために予想を下回った。コンサートの前に、局の新たな番組が紹介された。会社のロゴの変更を「フォックス・メイン・ニュース」はハビタット公園に中継して、生放送した。
その後ステージにケナン・ドウルが現れた。歌を始める前に、短いトークを行ったドウルは、寒さにも関わらず、自分のコンサートに駆けつけてくれたファンたちに感謝し、「フォックス・テレビに幸運あれ。我々はこの局の開局を共にします。50年間、共にすることができればいいなと望んでいます」と述べた。コンサートを最近のヒット曲である「チャックドゥÇakkıdı」で始めたドウルは、 「恋の香りがする」(曲名はaşk kokusu)、「ありえない、ふたりに相応しくない」(Olmaz)、 「なるべくしてなったのか」(ara beni lütfen)、そして 「きみなしでは」(sorma)といった歌を歌った。
■ 独自の色をだす番組構成
土曜日の夜に変更されたのは、ロゴだけではなかった。フォックス・テレビは、番組とシリーズものに関してテレビ業界に新しい風を吹き込むであろうと思われる。フォックスでは、視聴者にこれから視るシリーズものの主役たちを操作する可能性を与える双方向番組、トルコをドキュメンタリー・シリーズのタッチで収集する新たなシリーズもの、トルコと世界の一流映画からなる「シリーズトルコ映画」、日中に放送される、女性や子ども世代を出演者とする新たな番組構成も、今回の改編の中にある。
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( 翻訳者:山本裕一 )
( 記事ID:10265 )