国会予算合同委員会、ガソリン価格150トマーン〔約19円〕に固執
2007年02月28日付 Iran 紙

【政治部】国会予算合同委員会は、昨日午後行われた会議の中で、ガソリン価格に関する自論に固執した。

 国会予算合同委員会の委員であり、ホメイン選出の議員、バフラーム・ハビービー氏は、ファールス通信の国会担当記者との談話で「本日行われた86年度(西暦2007年度)予算法案編成委員会の会議で、議員の中にはガソリン価格について見直しを求める者もいたが、この要求は否決された」と語った。

 同委員はさらも「数名の国会議員は、ガソリン価格についてもう一度採決を行うよう要求した。この件とガソリン価格の見直しには議員の3分の2の票が必要だったため、採決が行われたが、否決された。その結果、ガソリン価格は1リットルあたり150トマーン〔約19円〕が依然優勢である」と付け加えた。

 同委員は、この問題が予算合同委員会で再検討される可能性はあるか、との質問には「十中八九、それはないが、いずれにせよ予断は許されない」と答えた。

 予算合同委員会は、先に行われた数回にわたる会議で、ガソリン価格を150トマーン〔約19円〕で承認していた。

●国会は反対する見通し

 一方、国会予算合同委員会の委員であるハミードレザー・ハージー・バーバーイー氏は、「予算合同委員会がガソリン価格150トマーン〔約19円〕の自論に固執し続ければ、国会の公開本会議で同案をつき返し、80トマーン〔約10円〕案のほうを承認するだろう」と語った。

 同氏は、ファールス通信の国会担当記者との談話で、予算合同委員会がガソリン価格を1リットルあたり150トマーン〔約19円〕にする自論に固執していることに、「国会の公開本会議は80トマーン案の方を通過させるだろう」との反応を見せた。

 また、同氏は「予算合同委員会が150トマーン〔約19円〕というガソリン価格に固執していることは、同委員会が未だに以前の自論に執着していることの表れだ」と明言した。

 ハメダーン選出の議員である同氏はその上で、「予算合同委員会の本日の会議では、一部の議員がガソリン価格を見直すよう求めたが、同委員会はこの要求を受け入れなかった」と述べた。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら
関連記事(「政府はガソリン価格の値上げには反対」:政府報道官、イラン紙との会見で発表)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:永井雅彦 )
( 記事ID:10290 )