モッタキー外相、バグダード会議に注文
2007年03月06日付 Iran 紙


 マヌーチェフル・モッタキー外相は、「イランの外務次官がバグダード会議に参加するかどうかについて、現在最終的な検討を行っているところである」と述べた。

 イラン国営通信(IRNA)の報道によると、昨日テヘランでチャドのアフマド・アル=アラミ外相との共同記者会見に臨んだモッタキー外相は、イランとシリアがまず最初にこの会議を、イラク周辺国外相級会議として行うことを提案したことに言及し、「一部の国がこの会議を、外務次官級で行うことを提案した。われわれもこの提案に賛成した」と述べた。

 モッタキー外相はさらに、一部の国が国連安保理常任理事国の代表らの参加を提案したことに触れ、「イラク外相はこの件に関し、われわれに意見を求めた。それに対しわれわれは、10日前にイラク側と話し合いをした際、この件について一定の条件をつけた」と語った。

 モッタキー外相はこの条件の一つとして、「この会議の参加者の目的は、イラク政府ならびに人民を支援することであらねばならない。イラクに対して外側から〔一方的に〕意思決定を行うというものであってはならない」と述べた。

 モッタキー外相はイラン側が付けた別の条件として、《イラク周辺国》という枠組みを守ることを挙げ、次のように述べた。「われわれはイラク側に、もし他の諸国がイラク周辺国会議に参加することになるならば、《イラク周辺国》という枠組みを守って会議が行われるべきだ、ということを申し上げた」。

 その上でモッタキー外相は、これらの条件に留意してくれるならば、国連安保理常任理事国の代表らがバグダード会議に参加することにイランは反対しないことを、〔イラク側に〕伝えたことを明らかにした。

 同外相はまた、この会議がエスファンド月20日〔3月11日〕に行われることに触れた上で、外務次官級で行われるこの会議の後、イラク周辺国ならびに国連安保理常任理事国による外相級会議の開催も〔イラク側から?〕提案されたことに言及、〔イラン側は〕この提案に対しても原則反対しなかったと述べた。

 モッタキー外相は二番目の〔外相級〕会議の開催場所について、「イラン側としては、この会議はバグダードでの開催が望ましいと考えているが、イスタンブル、あるいは他の場所での開催も提案されている」と述べた。

〔後略〕

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:10336 )